Miki’s Essay 鈴木みきのカナダのお山へGO! 第2回

さあ、どこへ行こう!

カナダへの出発が7月に決まりました!
そろそろ、どこのハイキングコースをご紹介するか具体的に考えていかねばなりません。
とはいえ、14年前に私がバンクーバーを訪れたときはダウンタウンからバスで40~50分の「グラウス・マウンテン」というゴンドラで山頂まで上がるビュースポットと、同じくバスで30~40分の大きな吊橋が有名な「キャピラノ渓谷」のボードウォーク(木道)で散策した程度…。どちらも手軽にスケールの大きな景色に出会えて素敵でしたが、言ってみればどんな観光ガイドブックにも載っているんです。では、日本の観光ガイドブックにあまり載っていないところ…?
と思いましたが…調べる術が見当たらない。うーん。

渓谷70mの高さでユラユラ揺れる~ キャピラノ渓谷名物のサスペンションブリッジ

そこで、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州観光局のNさんにアドバイスをもらうことにしました。
あんまりガイドブックに載っていなくて、女の子が好きそうなところないですかね?
「みきさん!それなら私のオススメがあるんですけど!」

BC州だけでなくカナダをよくご存知のNさん、数年前に訪れてとても気に入った場所があるんですって。
「是非、行ってきてください!!」

当時の入場券です

そしてオススメされたのが「ソルトスプリング島」
バンクーバーからフェリーで85分、ビクトリアからは30分ほどののどかな島のようです。

60~70年代のヒッピームーブメントの流れを継ぐアーティストやミュージシャンが多く住んでいるらしくオーガニックな野菜や乳製品、手作りの雑貨や作品などが並ぶ「ファーマーズ・マーケット」は毎週1回開催され地元のみならずバンクーバーからも多くの人がやってくるほど人気があるのだそう!

う~ん、それは楽しそう!女の子にはピッタリ!!

salt spring island saturday market organic

…ん?! でもハイキングコースは?
「もちろんありますよ!しかも妖精がいるんです。」妖精がいるハイキングコース?
「アースキン山(Mt.Erskine)といって標高は441mと低いですが、歩いていくと海も見えます。面白いのは地元のアーティストがコースの途中にこっそり置いていった小さいドアが7つ、あるんです。」小さいドア?「その妖精が出てきそうなドアを見つけながら歩いていくんですが…」行くんですが?「なかなか見つけられない。」ほお?

なんでもそれを探しながら歩いていくのが楽しいんだとか。見つかったときはテンション上がりますよ!とNさん。なかなか見つからないように置くなんて、にくい演出です。

私はすっかり気に入ってしまいました。

その後、調べてみても日本で紹介されている情報が少なかったのですが「coyote」(スイッチ・パブリッシング)2006年10号でバンクーバーが紹介された特集のなかに見つけました。早速、バックナンバーで読んでみると…ますます興味津々!ヘルシーでモダンなバンクーバー市街のすぐそばにはさらにヘルシーでナチュラルな町があるようです。ここはもう行くことを決定!!

どんな靴で行こう?

バンクーバーは歩きたくなる街です。路線バスも地下鉄もいいけれどちょっとした移動なら歩くといいと思うのです。お菓子のショーケースやお店の看板、気持ちよく歩いているカナディアンたちを眺めているだけでもなんだかウキウキしてきます。街歩きとハイキングを楽しみたいとなると頭に思い浮かぶのは「靴」のこと。

バンクーバー市内のハイキングトレールです(14年前)

街の靴と登山靴が別に必要かしら?と考えてしまいますよね。

日本のハイキングや山登りだったら私でも想像できるのですがカナダの山はどうなのだろう?そこで、カナダのハイキングやトレッキングを案内してくださる現地のガイドさんに聞いてみました。

「コースによりますが、今回みきさんが行くようなハイキングコースなら履きなれた運動靴でも大丈夫ですよ!」と明るい返事。

私が初回でご紹介するハイキングコースは日帰りで荷物が少ないところが中心、重くて硬い登山靴では少々オーバースペックかもとのこと。

急峻で岩がゴロゴロあるようなコースではある程度の靴の硬さは必要になってきますが、今回はバンクーバーのハイキングです。バンクーバーっ子の仲間入りしちゃいましょう!

私がオススメなのは街歩きもハイキングもできる靴です。しなやかで歩きやすいものがいいと思います。店頭で「トレッキングシューズ」「軽登山靴」と紹介されている靴がもっとも適当なのでは。もし持っていなければ、履きなれた運動靴でもいいでしょう。運動靴とトレッキングシューズとの大きな違いは「底(ソール)」です。トレッキングシューズや登山靴の底は濡れた場所や小石の道などで滑りにくいようにデコボコしています。

運動靴はこれには劣りますが多少滑ってもたいしたことではありません。もし、ご自分の選んだ靴がいつも履いているには窮屈であるようなら空港の移動やホテルのなかで過ごすようにスポーツサンダルか履き慣れたいつもの可愛い靴をプラスすればどんな場面にも対応できることでしょう!せっかく伸び伸びしたカナダスタイルのハイキングを楽しむのだから持ち物ももっとイージーに!というのがポイントじゃないかしら。

鈴木みきさんが行くソルトスプリングス、ハイキングツアーはこちら

鈴木みきプロフィール

鈴木みき
1972年東京生まれ。
山梨県・八ヶ岳南麓在住。
イラストレーター
24歳の時のカナダ旅行をきっかけに山にハマり、登山雑誌の読者モデルや山小屋アルバイトを経て、登山系イラストレーターとなる。

著書

「悩んだ時は山に行け!」
(平凡社)

「あした、山へ行こう!」
(講談社)

「ひとり登山へ、ようこそ!」
(平凡社)

「山小屋で会いましょう!」
(講談社)

「山テントでわっしょい!極める「山女子」のヨロコビ」
(講談社)

「私の場合は、山でした!
女一匹フリーター、じたばた成長物語」
(平凡社)

★最新刊★
鈴木みきの山の足あと
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私の場合は、山でした!女一匹フリーター、じたばた成長物語

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