Miki’s Essay 鈴木みきのカナダのお山へGO! 第3回

出発迫る

いよいよ、7月11日からカナダへのハイキング旅に行ってきます。
半分くらいの日程が決まってリストが届きました。

バンクーバー周辺はもちろんのこと、ビクトリアにソルトスプリングにウィスラー…!!目くるめくBC州ハイキングになりそうですが、バンクーバーを基点に車で数10分で登山口(trail head)にアクセスできるところから、2時間~3時間かけて手が届くエリアまで。
東京で例えると、2時間なら奥多摩くらい、3時間なら八ヶ岳くらいの時間…そのくらいの時間でたどり着くのはどんな景色、大自然なのでしょうか!

Stanley Park 

コースタイムも1時間ほどのライト・ハイキングから5時間かけて岩登りの要素のあるコースなどバラエティに富んだセレクトになっています。
歩くだけではない「アウトドア・アクティビティ」も初挑戦するので今からドキドキしています。

カナダらしい手付かずの大自然でアウトドアを楽しむ一方で、わざわざ出かけなくてもバンクーバー市内には「スタンレーパーク」という公園があるのをご存知ですか?
ダウンタウンの隣にあるこの公園、とっても広いんです。しかも原生林とのこと!

公園内にはウォーキング、サイクリング、インライン・スケートの専用トレイルもあります。いちばん人気のある「シーウォール」(seawall)という公園の外周コースは、1周約9km、歩くと2時間半~3時間。実は14年前に訪れた時にこんなに広いとは知らずに「シーウォール」を歩いて、途中で日が暮れて不安な思いを味わいました。街の公園なのに!と焦りましたが、ずっと歩く横をアシカがくっついてきたのは可愛い思い出です。
こういった公園で楽しむようなアウトドアも郊外のガッツリしたアウトドアもカナディアンたちには日常的。「City by Nature」(自然と共にある都市)とバンクーバーが呼ばれる所以がここにありそうです。

花のハイキングへ!

7月のカナダは日本と同じ初夏です。国内では比較的温暖なバンクーバーですが、9月ごろになると秋の気配だとか。6月から9月にかけてが一般的なハイキングのベストシーズンといわれています。
そして、そして、7月は高山植物の開花のベストシーズンなんですって!
以前、私が訪れたのは5月~6月、まだ山には残雪があってお花の印象はあまりなく、コケやシダの美しさ、マツやツガやヒノキ科の大木が空まで伸びていたのに見惚れたものでした。

夏が短く環境が厳しい山のような場所の花は一気に開花するんですよね。 日本のアルプスでも短い夏を謳歌しようと次々と花が咲き、数種類の花の開花のタイミングがちょうど合うと野生の花束のようになります。
そんなことが私の滞在している間に訪れたらいいなあ、と願っているんです。 きっと見たことのない色、形、香りがあるのではないかしら!楽しみ!

旅のウェア、山のウェア

前回、靴のことをお話しましたが、今回はウェア。
カナダへは海外旅行でもあります。ハイキングだけではありませんね。空港までの移動やホテルやレストランでも過ごさなくてはなりません。
登山ウェアで毎日過ごすのも悪いことではありませんが旅のウェアのコツは「兼用」できて「洗える」ものを用意して荷物を減らすことです。
あんまりにもスポーティなTシャツだけだと食事に出かけるときなど少しカジュアル過ぎる場合があると思うのですが例えば、速乾性のあるポロシャツや襟のあるシャツならハイキングでもホテルでも違和感がありませんね。
しかも速乾性があればシャワーを浴びる時にでも体と一緒に洗って干しておけば翌日には乾いていて再び着られます。
同じ理由で下着もアウトドアのものにすれば、最小限2枚あればOK!これは日本で遠くの山域に足を延ばすときにもいいアイディアです。
さらに旅の予定にちょっとすました場所があるなら、シワになりにくいジャージー素材などのワンピースがひとつあると重宝します。
男性は白いポロシャツかストレッチ素材の襟付きシャツがあるといいですね。

あとはハイキングの装備ですが、私が持って行くのはレインウェア、フリースジャケット、帽子、ヘッドライト、ファーストエイドキッド…つまり日帰りハイキングでの最低限の必需品です。
そういえば、日本のように長雨の少ないカナダではあまり傘をさして歩いている人をみかけませんでした。雨宿りをするか、そのまま歩いてしまうか…普段からアウトドアブランドを日常的に着ている多くのカナディアンはサッと撥水のジャケットを羽織るだけでしたね。
それに朝晩と日中の寒暖差が大きいカナダでは夏でも上着は必需品、軽くて暖かいフリースジャケットが役に立ったものです!
あら?今回の旅にも欠かせないものばかりなのでは!?山の装備は旅の装備、暮らしの装備。本当に優れていますね。

おやつや飲み物は現地で調達するのがこれまた旅の楽しみのひとつ!忘れ物をしてもそこはバンクーバー、アウトドアショップがありますからね。
しかも日本では手に入らないようなグッズがあるかもしれません…。それがいいお土産になったりして…ムムム、忘れ物したくもなってきましたよ。

では!しっかり自分の目と足でレポートしてきますね!
いってきます!!

鈴木みきプロフィール

鈴木みき
1972年東京生まれ。
山梨県・八ヶ岳南麓在住。
イラストレーター
24歳の時のカナダ旅行をきっかけに山にハマり、登山雑誌の読者モデルや山小屋アルバイトを経て、登山系イラストレーターとなる。

著書

「悩んだ時は山に行け!」
(平凡社)

「あした、山へ行こう!」
(講談社)

「ひとり登山へ、ようこそ!」
(平凡社)

「山小屋で会いましょう!」
(講談社)

「山テントでわっしょい!極める「山女子」のヨロコビ」
(講談社)

「私の場合は、山でした!
女一匹フリーター、じたばた成長物語」
(平凡社)

★最新刊★
鈴木みきの山の足あと
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私の場合は、山でした!女一匹フリーター、じたばた成長物語

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