Miki’s Essay 鈴木みきのカナダのお山へGO! 第5回

ついにカナダへ!! ~BC州滞在記その2 ストラスコナ到着~

エア・カナダ、全日空、日本航空が直行便を運航

成田空港からバンクーバー空港までは8.5時間、なんと日本からいちばん近い北米大陸だって知りませんでした。(実はハワイ+1~2時間で着くだなんて!)地球はまるいからとBC州観光局のNさんに言われて「そっか!」と納得、そんな無知な私がとうとうカナダ入国です!

 と、思いきや入国審査でまったく英語が理解できません!14 年前、1 年間カナダで過ごした私はどこへやら…。もしかしたら入国できないかと不安になりました。審査員の男性が私のスケジュールリストを見てしきりに、最初の目的地である「Strathcona(ストラスコナ)」を連呼しているのだけが聞こえてきます。

 「どうやって行くんだ?」「なにしに行くんだ?」と聞かれているのかもしれませんが、それすらも良く分からない始末。しかし、「きっと日本人は行かない場所なんだな」と思うのと「そんな聞かれるほど辺境の地なのだろうか…?」と一気に心配になってきたのでした。

良く分からないまま無事に入国すると、取材前半のコーディネーターJさんとカメラマンのジュンさんが迎えてくれました。お二人の人生の半分はカナダ在住、カナダに魅せられて居ついてしまったといいます。頼りになる案内人と合流し、バンに乗り込みます。

カナダの国土は広―――いので、車が主な移動手段です。鉄道は大陸横断鉄道など何本かの路線がありますが、本数が少ないため利用者も多くはありません。個人でカナダを自由に移動するならレンタカー、行く先に町があるなら長距離バスが最も安くて便利です(市街は路線バスが充実しています)。

それと、日本ではあまり馴染みがありませんが、今回の私たちのように現地発着のツアーやトランスポート(貸切タクシーみたいなイメージ)を頼むのもカナダの旅行者にとっては一般的。本当に広いんですって。国土は日本の27 倍。ふう~。

はじめまして、ストラスコナ!

ストラスコナは、バンクーバー空港やダウンタウンのあるメインランド(本土)ではなく、州都ビクトリアがあるバンクーバー島という大きな島にあります。バンクーバーからバンクーバー島へはいろいろな行き方がありますが、私たちは「Tsawwassen(ツワッセン)」から車に乗ったままBCフェリーで「Nanaimo(ナナイモ)」へ渡りました(路線バスもフェリーに乗って渡りますよ)。所要時間は約2時間、船内は街のように広く眺めが良かったのですが時差ボケのため爆睡! (ちなみに日本との時差はサマータイム時でマイナス16時間)

「Nanaimo(ナナイモ)」からさらに車で3時間、距離はあるのですが信号のないハイウェイ(無料高速道路)を快調に走るのでグングン進みます。勝手に想像していた「島」とは思えない大きな高そうな山々も遠くに見えてドキドキします。途中の町でリカーショップ(酒屋)に寄ってBCワインを調達!(BC州にはたくさんのワイナリーがあるのです)

ほとんどが小さなワイナリーでラベルも個性的

ハイウェイから反れると急に森が深くなり、ところどころに湖も覗き始めました。そのほかには何も建物がない、そんな湖畔に「Strathcona Park Lodge (ストラスコナ・パーク・ロッジ)」がありました。ここは一般の宿泊者も泊まれますが、子供や家族のサマーキャンプやアウトドアリーダーの養成も行うなど自然教育に力を入れている宿泊施設。多くのアウトドア・アクティビティが用意されているのが特徴なのだそう。私たちが数日お世話になる場所です。

シンプルで快適な合宿所のような作りのロッジのお部屋の窓からは!「Upper Campbell Lake(アッパー・キャンベル・レイク)」のこの眺め!!ああ~カナダに着いたんだ~! と実感した瞬間でした。

つづく

鈴木みきプロフィール

鈴木みき
1972年東京生まれ。
山梨県・八ヶ岳南麓在住。
イラストレーター
24歳の時のカナダ旅行をきっかけに山にハマり、登山雑誌の読者モデルや山小屋アルバイトを経て、登山系イラストレーターとなる。

著書

「悩んだ時は山に行け!」
(平凡社)

「あした、山へ行こう!」
(講談社)

「ひとり登山へ、ようこそ!」
(平凡社)

「山小屋で会いましょう!」
(講談社)

「山テントでわっしょい!極める「山女子」のヨロコビ」
(講談社)

「私の場合は、山でした!
女一匹フリーター、じたばた成長物語」
(平凡社)

★最新刊★
鈴木みきの山の足あと
(山と渓谷社) 好評発売中

私の場合は、山でした!女一匹フリーター、じたばた成長物語

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