中級編 カナディアン・ロッキー周辺

氷河に囲まれながらのハイキング、時間や体力に合わせてコース選択も可能! アイスライン(ヨーホー国立公園) Iceline

アイスラインと言う名前のとおり氷河を間近に見ることができる(Photo:秋山裕司)

トレイルの難易度

中級(12/16)

勾配/傾斜
(3)
コース状況
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歩行時間
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標高差
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難易度の目安について

トレイルの特徴

”アイスライン=氷の道”という名前のとおり、コースのハイライト部分ではマイケル・ピーク(2696m)やザ・バイス・プレジデント(3066m)から流れ落ちる氷河、谷の反対側にあるワプティック氷原、前方のヨーホー氷河などたくさんの氷河に囲まれながらのハイキングとなります。ここではアイスラインを往復するコースをご紹介していますが、トレイル上には他ルートへの分岐も多く、さまざまなコース・バリエーションがあります。体力、時間、目的に合わせて組み合わせてみてください。

トレイルへのアクセス

車でのアクセスが必要。アルバータ州バンフからトランス・カナダ・ハイウェイ(1号線)を西(レイク・ルイーズ方面)へ。レイク・ルイーズへの出口、アイス・フィールド・パークウェイ(93号線)の出口をそのまま通り過ぎ、キッキング・ホース峠を越えブリティッシュ・コロンビア州に入ります。キッキング・ホース峠を下った先、フィールドの町の手前にあるタカカウ・フォールズの看板を右折。そのまま道なりに13km進んだ突き当りにある駐車場に駐車。トレイル・ヘッドは道路を少し戻った場所にあるユースホステル脇。

ワンポイントガイド

前半部分は林間の急登なので、歩行ペースに注意しゆっくり登りましょう。森林限界を超えてからは、雨や雷から身を隠す場所がなくなるので、雲行きに注意し、急な天候の変化に備えましょう。6月中は残雪が多いですが、黄色のカタクリが綺麗に咲きます。氷河が見える高山帯のトレイル上から雪が解けるのは7月以降になります。

鈴木みきさんのハイキング・エッセイはこちら

ハイキング・トレイル

  • 歩行距離:往復12.8km
  • 所要時間:5時間40分
  • 最高地点の標高:2175m
  • 標高差:655m
  • シーズン:6月中旬~10月初旬
  • ホームページはこちら

ルートガイド

ヨーホー国立公園で最も人気のある観光スポット“タカカウ・フォールズ”の駐車場 A に駐車し、タカカウ・フォールズに続く舗装路をヨーホー・リバーに沿って歩くと、滝に向かう橋が左手にでてくるので直進します。400mほど進むと運転してきたヨーホー・バレー・ロードがでてくるので車に注意しながら横断し、ユースホステルの駐車場へ。ここにはトレイルの情報板 B があり、その横からトレイルはスタートです。

トレイル前半部分は1時間ほど林間の中を歩き、スイッチバックをしながらの急登となります。視界は限られていますが、時折姿を見せるタカカウ・フォールズや、初夏であれば足元に咲く黄色いカタクリなどが目を楽しませてくれます。途中ヒドゥン・レイク C への分岐、ヨーホー・レイクへの分岐があるので、これらを右に進み、高度を上げていくとやがて森林限界を越え視界が一気に広がります。目の前にはタカカウ・フォールズとその源流となるデイリー氷河を見ることができます。この辺りからトレイル上には大小の石が交じるようになります。充分に整備はされていますが、足元に注意して歩きましょう。

300mほどさらに高度を上げるとハイライン・トレイルとの分岐 D があるのでここも右に進み、モレーン(堆石)を幾つか越えて行きます。しばらく進み小さい稜線を回りこむと、今まで見ることができなかった氷河が突如左手に現れます。ここからは“アイスライン”という名前が示すとおり氷河の横を歩く、コースのハイライト部分となります。小石が多かったトレイルは一転、大きな石が敷き詰められたようになります。これはかつて氷河が岩盤を浸食し、たいらにしたもの。氷河を間近に見ながら、その雄大な動きとパワーを感じとることができるでしょう。平坦な岩の先には大きなモレーンがあり、トレイルはさらに続きます。

モレーンを越えしばらく歩くと、小さな湖 E(セレスト・レイクへの分岐)に到着するので、この辺りで引き返すのがいいでしょう。体力に自信があれば、このままセレスト・レイクを経由し、ヨーホー・バレー・トレイルに入り駐車場へ戻る、全長17kmのループを歩くのもおすすめです。また、来た道を引き返す際に、ハイライン・トレイルを進み、ヨーホー・レイクを経由する行程も可能です。時間、体力、天候に合わせ、いろいろな組み合わせができるのも、このトレイルの魅力の一つです。

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アイスライン Elevation Map

[ 距離及び標高差について ]

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